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最近読んだ本

最近また推理小説ばっか読んでたので、続きからその感想をちょっとずつたらたらと書いていきます。
※※一応ネタバレ注意※※


〇メルカトルと美袋のための殺人
面白かった~~!個人的にメルカトルシリーズの中でもかなり好き。
短編集なので読みやすいし、メルカトルシリーズつか作者の意地の悪さのオチがさくさく読めるし、美袋のおかげでメルカトルのキャラクター性が強く出てるし、推理小説としてもキャラ小説としてもお気に入り……。
犯人のトリックが複雑でオチがすごくなるというより、メルカトルのせいでオチがすごくなる感じがいいんですよねw
あとがきで「翼ある闇」のネタバレがすげぇがっつりされているのでびびりました。メルカトルシリーズは順番バラバラで読んでるので先に翼ある闇読んでおいてよかった…。初期のメルカトルとこの短編集のメルカトルとキャラぶれすぎなので、個人的に翼ある闇で死んだメルカトルは別人なのではと思ってしまうw

〇神様ゲーム
これも面白かった~~~~し、麻耶雄嵩!!!!!って感じの作品ですよね。
これが最初に発行された「ミステリーランド」ってレーベルもちょこっと調べましたけど、作者がのきなみ推理小説ガチ勢で、子供むけとは…???そして神様ゲームは特に子供に読ませてはいけない本なのでは……?????でも装丁オタクとしてはミステリーランドで最初に出た装丁気になりすぎてほしい……w
私は文庫版読んだんですけど、通販サイトで出てくる表紙と実物の表紙ちがい、めっちゃびびるんですけど、よくみたら、これ、おっきい帯なんですね???!!!帯で遊びすぎだね????!!!(そういうところ最高)
そんで内容ですけど、なんというか、作者は絶対これ超楽しんで書いてるんだろうな!!!っていう感じが本当いい作品だと思いますw
推理小説的な感想いうならば、「神様」って存在が画期的すぎて面白いんですよね。もはや「推理小説」じゃないかもしれませんけど。
考察的な話をするならば、個人的に素直な読者だし、作中ファンタジーはすっと受け入れられるタイプですね。
(以下超ネタバレだよ。反転させます)
神様を信じるならば犯人は母親なわけですよね。いろんな考察サイトで言われてる通り、母親は体が小さいわけで、桶の中に隠れられるかなと。
推理小説的にフェアかはさておき、与えられてる材料で考えるとそんな感じかな?
ミチルの好きな人は母親だろうし、主人公の家を聞いたのも母親と会うためだろうし。
あと個人的には、主人公の父親は「おれの子にしては成長が遅いんじゃないか」と言ってるのに対して、母親は実の子じゃないと知っているわけで、これからも犯人は母親なんだろうな~と思ったり。(犯人が母親だとすれば、母親は小学生の女の子とエッチしてるようなすごい性癖なわけで、どう父親をだましているかはさておき、実の子じゃないことを父親に隠してるのかなー、それとも主人公は父親の子ではあるけど母親の子ではない、つまり母親は別の人で違う人に産ませたのかなーと思いました)

(反転終わり)

〇貴族探偵
マイブームが麻耶雄嵩なので……。
ドラマ見てなかったので完全所見でしたが、これも面白かった!
最初読んでたらこの作者にしては大人しすぎてつまらんなーとか思ってたんですけど、「こうもり」の叙述トリック(なのか?)で安心と信頼の麻耶雄嵩じゃん!!!!!って感じがしました。なんであんなに堂々と書いてあるのにだまされるんでしょうね……w
物語の内容的な話をいうならば、貴族探偵のキャラクターいいですよね。使用人も自分の一部だから自分が貴族探偵だし、毎回きちんと女性を口説くし。この既存の探偵イメージと違うところがこの作者らしくていいんですよね~。あと短編集だからサクッと読めるし、ちゃんと(この作者のわりには)探偵が探偵としての地位にいるのでなんというかこう安定してて、よい……。
ドラマ自体あんまり売れなかった記憶なんですけど、調べたらちゃんとやりすぎてだめだった(麻耶雄嵩は月9に向いてないだろ…)みたいで、逆にドラマ見てみたいなーと思いました

〇十角館の殺人
いちど綾辻行人も読んでみたいなーと思って読んでました。
なんというか、面白いしちゃんとしてる!!!!!!!!!!!!!!!!!(3作続けて麻耶雄嵩を読んでたせい)
そのちゃんとしてる感じが私の好みではないけど人に勧めるにはもってこいだった!!!!!!!!!!!!(Mか…?)
ちゃんとしてるって思ったのは、叙述トリックのオチを言った後に犯人がちゃんとハウダニットもホワイダニットも独白してくれるところですね。こういうところが万人受けしやすいところで、テレビでも割と名前が出る作者なんだなーと納得。逆に、私自身は読み終わった後に自分で考えて咀嚼して他人の感想読んでまた咀嚼してって作業ができる作品が好みなので、私的にはきちんとしてると物足りなくなってしまうんだな……。というわけで、先に述べた「面白いけど私の好みではないけど人に勧めるのはこの本」ってなるわけですね。
問題の叙述トリックなんですけど、綾辻行人が叙述トリックで有名って知ってましたし、帯に「あの1行にみんな驚いた!」的なことが書いてあって身構えて読んじゃって、登場人物の本名が出ない時点でこの名前に絶対何かしかけがあるんだろうなーと思って、問題の1行みて「あ、なるほどな~」と思って、最後まで読んで、「で、問題の1行どれ……??」ってなって、感想検索かけて、あの1行がみんなびっくりした1行だったということにようやく気付き、
私ももっとみんなみたいにびっくりしたかった!!!!!!!!!!!!!!
くやしい!!!!!!!!!!!!!!!!!
有名すぎると正解の方向に身構えられちゃうのでだめですね……。
この本が一番最初にでた時代を考えればかなり画期的なんですけど、今や叙述トリックも結構ありますし。
そういう意味でも面白かったのに自分の好みではなくなってしまったのであった……。

〇そして誰もいなくなった
やっぱり一度は読まなきゃなと思っていたので読んでました。
まぁ、十角館の殺人より前に読んだ方かもよかったかもしれないw
感想としては、なんかこう、すごいよくできてるなー、お手本になるのがわかるなーという作品でした。
めっちゃ面白かった!!とはなんか違うんですけど、やっぱり一度はちゃんと読むべき作品だなと。
作品に無駄がないといいますか、きちんと伏線がしこまれていて、きちんと犯人が犯行してて、きちんと物語が進んでいって、これが見立て殺人の王道(?)だなーと。本当お手本って感じがしました。
なんか変な感想かな……?

〇鴉
鴉怖い
麻耶雄嵩の3作目(だよね?)だけあって、ちょっと荒々しさがある面白さだな~と思いました。
(神様ゲームとか2000年代以降ものははもうちゃんと作者がきっちり文章整えまくってから既存概念をぶち壊しにいってるから逆にあらあらしさは感じないんですよね)
メルカトルシリーズなんですけど、これも途中までメルカトルの存在忘れますよね……w村の中でメルカトルの存在感だけ異質すぎるのである意味目立っているんですけど、村人みんななぜか気づいてないし、メルカトルはもちろん全部わかっているし、このメルカトルの部外者性・完全性が(翼ある闇以外の)メルカトルシリーズの特徴だよな~と思ったり。
(以下特にネタバレなので反転)
色彩異常のトリックは、松虫の人形みれば鬼子かみんなわかるんだって話を見た時点で、松虫の着物の柄を思い出し、気づいていたんですけど、叙述トリック?の方は、最後まで読んで他人の感想あさるまで自分でおうかときつかが兄弟ではないと気づけてなくて、くやしかった……。
一人二役のところとか、信頼できない語り手のところは全然OKです。でもやっぱりそのせいでちょっとあらあらしさが出てしまっているのかなーと思ったり。
ちなみに、最後蝉子や頭儀など主人公にとって大事な人はみんな死んでしまうわけですが、奥さんも自分が突き放して、最後メルカトルに弟なんて15年前からいないでしょって言われるのとあわせて、最後の最後、主人公は一人なんだっていう絶望感に作者のいい趣味(皮肉)が出てるなーと思いました

(反転おわり)

とりあえず最近読んでたのはこんな感じ。
まだまだマイブームは続いているので本読むぞ~~~
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